i言語講座その2
凍矢「いや〜。兄さんの入れてくれるお茶は美味いな〜。流石能力ALL+10」
戌人「お褒め頂きありがとうございます。でも、そろそろ休憩時間は終了ですよ・・・・・おや?姐さん方はどうしましたか?」
由羅「えへへー。ちょっとね」
怜夜「う”ぅぅぅぅぅぅ」
由羅「まあ『f:』なんかの基本は2、3回遊べば覚えるネウ」
怜夜「なんとなく分かりましたけど、まとめが難しいです」
凍矢「まとめは結構失敗しているログもありますからね。通った『f:』や『t:』を編集するまとめ専門の人がいるといいですよ」
怜夜「○○を探るって感じのゲームや謎ゲームだと、得意分野の人が集まって、鋭い切り口で質問していきますよね。雑談も少ないし」
戌人「逆に、アイテム作りだとたくさんの意見を出し合った方が幅広いものが作れますね」
由羅「ゲームは楽しくプレイするのが一番。それにはしっかりした目的に向かって一緒に遊べるPLを集めることも重要ネウ」
由羅「じゃ、そういうわけで、“ものづくり”のゲームもやってみようか」
怜夜「はーい!」
1.名前: 他のオブジェクトに重ならない、個別の名前をを記述しなければなりません。
2.要点: そのオブジェクトを決定付ける外見要因を3点以上を記述しなければなりません。
3.周辺環境:そのオブジェクトが存在するであろう環境、状況を記述しなければなりません。
4.評価:そのオブジェクトが保有する体格・筋力・耐久力・外見・敏捷・器用・感覚・知識・幸運、もしくは特殊評価を記述しなければなりません。
これらは標準的な一般人の出来る仕事を評価0として、これを元に記述します。仕事として到底評価できない機能の場合はそれぞれ特殊評価を持つか、あるいは評価なしを選べます。
5.効果:そのオブジェクトが保有するであろう特殊を記述しなければなりません。何の特殊もなければ記述しないでもかまいません。評価を一時的にあげる効果がある場合は、その代償としてリソースを消費します。
6.次のアイドレス:そのオブジェクトがもたらすであろう次のアイドレスを記述しなければなりません。

由羅「ICGをどうぞ」
怜夜「はい。『ICG=国内でデートスポットになり得る施設及びそれに関するアイテムを作成する』です」
由羅「通った。じゃ、『L:桂林怜夜の求めるデートスポット=

t:場所=世界忍者国内,
t:建設地=うちの国には風に吹かれて寝転がるのに最適な草原がある,
t:目的=ここにデートに相応しい施設も作る}』」
凍矢「姐さん、どうして『L』なんですか?」
怜夜「える?」
戌人「通った『f:』や『t:』を集めた集合体ですね。まとめが平叙文になる直前の状態のようなものです」
由羅「さっき、質疑で集めたネウ」
戌人「姉さん、顔色が悪いようですが・・・・・」
怜夜「なんでも・・・・ありませんっ!」
由羅「じゃ、まずは何から作る?映画館?」
凍矢「映画館?」
怜夜「あの、『青い目のサムライ』を一度きちんと見てみたくて」
凍矢「俺も見たいですw」
戌人「では、それで行きましょう。どんな施設にしたいんですか?」
怜夜「昔の村祭みたいに、夜空を利用して白い布と映写機だけで上映できると手軽ですよね。フィルムやビデオの持ち込みもできると映画のジャンルも選ばないですし」
戌人「空の見える映画館ですか?素敵ですね」
怜夜「いえ、安上がりだから」
戌人「・・・・・・・・・・・」
凍矢「姉さんはロマンティストで守銭奴ですから・・・・ちなみに雨の日は?」
怜夜「おうちデートw」
凍矢「なるほどwww」
怜夜「毎晩じゃなくて、予約している人か、機材を持っている人だけが貸しきり状態で見られるんですよ。勿論集団で使ってもいいですし」
由羅「素材は?」
怜夜「地面は・・・・・寒いですよね」
戌人「椅子があると楽かな。地面に座るのは衛生上でも避けたいですし」
怜夜「100人くらいに対応していて、晴れた日に使うから・・・・防腐処理をした木製でしょうね。うちの国、森国人ですし」
戌人「強度を考えると、鉄も少し必要でしょうね」
怜夜「後ろの人が見やすいように、段々になってるんです」
凍矢「なんだか・・・・・イルカショーの会場みたいに?」
怜夜「ですです!で、折角ですから、スクリーンの真下を平らにしておいて、昼は簡単な演劇も出来るといいですね」
戌人「そろそろですね。纏めると・・・・・・」
怜夜「それじゃ、『f:名称=星空映画館』をまず」
由羅「通る」
怜夜「要点は・・・・『f:要点=星空、白い布のスクリーン、観客席』」
由羅「通るね」
怜夜「周辺環境は、えーとその」
凍矢「とりあえず『f:周辺環境=星空』でいいんじゃないですか。草原の中って設定は夜だと見えないわけですし」
怜夜「評価は・・・・『f:評価なし』」
戌人「特殊だと『f:星空映画館があると晴れた夜に映画の上映会を行うことが出来る』くらいでしょうか」
怜夜「次のアイドレスは・・・・リン・バウマンさんと・・・・浮かばない」
怜夜「う・・・・」
怜夜「うううう・・・・・・」
怜夜「あいえるじ・・・・」
凍矢「姉さん待ってください!!!」
由羅「
L:デートスポット={ t:名称=星空映画館
t:要点=星空 白い布のスクリーン 観客席
t:周辺環境=星空
t:評価=見易さ0
t:特殊=
  *星空映画館があると晴れた夜に映画の上映会を行うことが出来る
  *古今東西のあらゆる映像媒体を上映することが出来る
  *昼間は劇場として使うことも出来る

→次のアイドレス:・リン・バウマン(ACE)・役者(職業4)・青空劇場(施設)・二人だけの映画会(イベント)

こんなんじゃね?」
怜夜「おー。形になりましたー♪」
由羅「次から手伝ってあげないからね?」
戌人「はは・・・肝に銘じます」
由羅「じゃ、ついでに安上がり劇場も作ろう」
凍矢「ちょw」
怜夜「安上がりって言わないでー!」
戌人「まぁまぁ、ここは星空との対比で青空劇場にしましょう」
由羅「青空教室ってやっぱり安上がり・・・・・・」
凍矢「姐さん、それは禁句・・・・・」
〜相談タイム〜
凍矢「こんなものか」
怜夜「
L:=デートスポット2
t:名称=青空劇場
t:要点=青空,舞台で演技をする人,カーテン
t:周辺環境=青空。
t:評価=なし
t:特殊=
*青空劇場は晴れた日の昼間にしか使用できない
*青空劇場では演劇・歌舞・演説などを行うことが出来る
*青空劇場での上映物は全て録画される
*夜間は映画館として使うことも出来る。
*照明になるものがあれば、夜間の舞台も行うことができる
→次のアイドレス:・化粧品(アイテム)・スター(職業4)・貸衣装屋(施設)・屋根の増築(イベント)
です」
由羅「ま、こんなもんだろうね」
怜夜「やったー!完成!!!」
由羅「じゃないよ」
怜夜「へ?」
由羅「これは所謂設計図だから。きちんと作るには資源も判定も必要ネウ」
戌人「アイドレス上のルールですからね。皆が勝手に好きなものを作れるわけではないんですよ」
怜夜「・・・・・・・・・・判定、ですか」
戌人「ざっと調べてみますと、家一軒分が約7〜8トンくらいですね」
怜夜「木材とコンクリート?」
戌人「鉄筋も使いますが、大体はそれでしょうね」
凍矢「基礎がコンクリートで4tくらいですかね」
由羅「屋根の無い貧乏劇場だから、残りは半分でええよ」
怜夜「貧乏って言うなー!!」
凍矢「そうそう、節約ですよ」
戌人「うちは中堅国なんですけどね・・・・・」
由羅「じゃ、普通の家と同じ比率と仮定して、とりあえずコンクリート4万t、鉄1万t、木材2万tで計算してみようか」
怜夜「えーと、3月15日のレートだと、資源が1万トンで40マイルだから・・・・・」
凍矢「コンクリート160マイル、鉄40マイル、木材80マイル280マイル・・・・・・高すぎますよ、これ!!」
由羅「実際はもっと安く済むはずだけどね。10分の1にしとこか」
怜夜「資源が28マイル。高いけど、相場としては普通かな」
戌人「それが姉さん・・・・・・分離というものがあるのですよ」
怜夜「へ?」
凍矢「資源から材料を作るには、工場で加工しないといけないんです」
戌人「その際、15%のゴミが出るんです」
怜夜「えーーー。なんでそんなのが!!もったいない」
凍矢「姉さん、柱を作ると鉋屑が出るんですよ・・・・・使えないでしょう?」
戌人「ゴミについてはリサイクルはできないことになっていますが・・・・・・設定上は古紙などに加工されていると嬉しいですね」
怜夜「うーーん。それだと、木材の生物資源0.4万トン=4マイル分を手に入れるには・・・・・・」
由羅「コンクリートは1回加工。鉄は5回加工、木材は2回加工で考えてみるネウ」
怜夜「えーと、1回加工で1万トンだと、1.176.2回だと1.384・・・・」
1回分離で1万トン1.186回分離で1万トン  2.651回分離で得られるt    85006回分離で得られるt  3777
2回分離で1万トン1.387回分離で1万トン  3.122回分離で得られるt    72257回分離で得られるt  3205
3回分離で1万トン1.638回分離で1万トン  3.673回分離で得られるt    61008回分離で得られるt  2724
4回分離で1万トン1.929回分離で1万トン  4.314回分離で得られるt    52229回分離で得られるt  2316
5回分離で1万トン2.2510回分離で1万トン  5.085回分離で得られるt    443710回分離で得られるt  1967
怜夜「コンクリートが16×1.18で18.88マイル。鉄が4×2.25で9マイル。木材が8×1.38で11.04マイル。端数切捨てでも、38マイル・・・・・えーーーー!!」
由羅「ま、実際は加工後の重量じゃなくて、原材料の方でリクエストが来るだろうけどね」
戌人「あんまり加工するものだと、かなり値が高くつくって事ですよ」
凍矢「木は削るだけですけど、ガラスなんて高くつきそうだなぁ」
由羅「その為の練習ネウ」
怜夜「むーーーーー」
怜夜「でも、実際に材料の重量や加工回数って予測がつかないですよね。餃子一日100万個〜って分量がはっきりしてると分かりやすいんですけど。何にどれくらいの材料が必要かなんて見当がつかないです」
凍矢「分離工程も難しいですね。俺達に鉄を釘にするまでの工程の回数なんて見当もつかないし」
戌人「この辺は、アイテム作成される方が増えれば、明文化されるでしょう」
怜夜「でも、これでやっと完成!!!」
由羅「まだネウ。器用の判定が残ってるネウ」
怜夜「自作で家を建てる人もいるわけですから、そんなに難しくはないと思うんです」
凍矢「貧乏で屋根も無いですし」
怜夜「ちがうーーー。おしゃれなの。貧乏じゃないっ」
由羅「そだね。じゃ、器用で15の判定でいってみようか。けけけ」
凍矢「(じー)」
怜夜「(じーーー)」
戌人「な、なんですか!凍矢くん!姉さん!!」
凍矢「にいさんは黄オーマですからね〜」
怜夜「能力ALL+10w」
戌人「え、ええ。そうですけど」
凍矢「アイドレスに乗ったら、もっと出ますよねー。人形とか」
由羅「ま、自動成功でいいだろうね。戌人さんには馬車馬の様に働いて貰って」
戌人「姐さんまで!!!」
怜夜「やっと、講座も終了です・・・・・長かった」
凍矢「お疲れ様です、姐さんと姉さん」
戌人「・・・・・・」
由羅「最後におまけだけど」
怜夜「はい?」
由羅「さっき、星空映画館と一緒に青空劇場も作ったでしょ」
怜夜「ええ」
由羅「なんでだと思う?」
怜夜「えーと、設定が近いから、練習用?」
戌人「同じ材料で作ると、片方の分離工程を省略できるんですよ」
怜夜「・・・・・え?」
戌人「星空映画館を作るのに材料費38マイル+加工費が必要になるんですけど、青空劇場には材料費が不要なんです。土台が同じですからね」
怜夜「つまり、普通に映画館と劇場を作るより安くなるんですか?」
由羅「そうだね。勿論、加工費や次のアイドレスの取得費用はかかるだろうけど」
戌人「この辺は実際のゲーム次第ですね(苦笑)」
凍矢「施設アイドレスは土地代も必要ですし・・・・・・うう、マイルが足りない」
怜夜「映画館・劇場・プラネタリウム・貸衣装屋・仕立て屋・化粧品・かつら・移動式喫茶・毛布・植物園・楽団・・・・・・・欲しいなものを考えると、いくらかかるんだろう・・・・・・」
凍矢「高いですよね、色々と」
戌人「ま、まあ、今回は、アイテムの作り方を覚えただけで満足しましょう(微笑)」
由羅「ゲーム中で作るか、芝村さんにゲーム中に持ち込んで許可をもらえたら入手できるネウ」
怜夜「はぁ・・・・・・アイドレス一つ作るのも大変なんですね」
由羅「これからもっと大変になるネウ」
凍矢「評価値の計算方法が変わりますからね」
怜夜「えーーーーー」
由羅「ということで、近いうちにまた補習するから、予習しておくように」
怜夜「なんで変更を理解できないこと前提なんですかー!!」
凍矢「・・・・・・・」
戌人「・・・・・・・・」
由羅「・・・・・・役に立つ大人の恋愛講座の方がいい?」
怜夜「・・・・・うう、お勉強の方を頑張ります・・・・・・」
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